【早稲田首席秘伝】大学の履修登録の方法〜入学後に後悔しない履修登録〜

【早稲田首席秘伝】大学の履修登録の方法〜入学後に後悔しない履修登録〜

はじめに:大学の履修登録とは?

こんにちは、ライターのらりるれろです。

大学受験シーズンも終わり、新入生のみなさんは大学の授業が始まるまでなんとなくソワソワする日々を過ごしているのではないでしょうか。

ところで新入生のみなさん、大学の授業の履修登録はお済みでしょうか。

高校までと違って、大学では授業の履修計画を自分で立てなければなりません。

大学の4年間は、長いようであっという間です。

1年生のうちから計画的に授業を履修していかないと、後で取り返しのつかないことになります。

でも、大学に入学したばかりの人にとって、履修登録ってなんだか複雑でわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、早稲田を首席で卒業した(詳しくは以下の記事を参照)私が、大学の履修登録の方法を詳しくご紹介します。

履修登録に不安を抱えている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

大学の履修登録の方法:登録の下準備

大学で履修登録する科目の種類

まずは科目の種類を確認しておきましょう。

大学の科目は、選択の自由度別に以下の3種類に区分できます。

  • 必修
  • 選択必修
  • 選択科目

必修とは、文字通り絶対に履修しなければならない科目で、選択必修とは、複数の選択肢の中から1つ必ず履修しなければならない科目です。

必修・選択必修と違って、選択科目には履修の選択肢が幅広く設定されています

ただ、各選択科目には「科目群」というカテゴリがあり、そのカテゴリごとに

  • 卒業に必要な単位数
  • 卒業単位参入上限
  • 配当年次(登録できる学年)

が決まっているので、履修のバランスやタイミングには注意が必要です。

卒業に必要な単位数をクリアしていても、科目群ごとの条件をクリアしなければ卒業できなくなるので注意しましょう。

履修登録の際に、必修と選択必修を確認する

大学の履修登録する際、まず確認するべきなのが必修と選択必修です。

必修科目は選択できない科目なので、基本的には自動登録されているはずです。

登録された必修科目の日時を起点として、これから履修計画を立てていくので、しっかりとチェックしておきましょう。

必修を確認できたら、次は選択必修です。

選択必修は、必修と違ってある程度科目選択の自由があります。とはいえ履修しなければ進級できない恐れがあるので、慎重に履修科目を選びましょう。

朝に弱い人は3限目以降に、全休を作りたい人は必修と同じ日に、1日のコマ数を減らしたい人はあえて必修と別の日にするといいですね。

科目群ごとに、その学期に必要な履修単位数を確認する

必修・選択必修の履修が決まったら、選択科目の履修計画を立てていきます。

必修や選択必修は、その学年・学期に割り当てられる科目を淡々と履修していけば良いですが、選択科目は卒業要件を満たすための履修計画を自分自身で組まなければいけません

最終学年になって焦らないよう、科目群ごとに履修するコマ数を決めておきましょう。

そうは言っても、初めて履修計画を立てる1年生には難しいですよね。そこで科目群ごとに履修するコマ数を決めるコツを2つだけお伝えしておきます。

  • 1年生・2年生はできるだけ多めに確保する
  • 学年ごとに優先順位があるので、優先度の高い科目群を多く履修すると良い

1年生・2年生はできるだけ多めに確保する

3年生になると、大抵の大学生はゼミに入ります。

ゼミでは卒業論文を書くための研究を行うのですが、研究はメチャクチャ時間を使います。

実験がメインになるゼミなら、週5で1日4時間くらい平気で研究する所もあるらしいです。

1日4時間研究に使うとなると、なかなか普通の授業に出る余裕はなくなります。そうなると履修できるコマ数も減ってくるので、ゼミのない1・2年生のうちにしっかりと選択科目を履修しておきましょう

優先度の高い科目群を多く履修する

履修する科目の予定人数よりも多く履修希望者が出た場合、「抽選」という措置が行われ、履修希望者のうち一定数の人が履修できなくなります。

この抽選には、実は学年ごとの優先順位があります。下の表を見てください。

学年ごとの科目群抽選優先順位

例えば人間科学部の場合、「人間科学教養科目」(いわゆる一般教養)は2年生が第一優先で、「専門科目Ⅱ+A」は1年生が第一優先になります(詳しくはこちらから)。

ということは、1年生の時は「専門科目Ⅱ+A」を多く履修し、2年生の時には「人間科学教養科目」を多く履修すると抽選漏れしにくくなりますね

抽選の優先順位を利用すると、抽選漏れしにくい履修計画が出来上がります。科目登録の説明書をよく読んで、科目群ごとの履修コマ数を上手に決めましょう

大学の履修登録の方法:授業の選び方

選択科目の科目群ごとの履修コマ数が決まったら、履修したい科目を決める段階に入ります。

この段階では履修したい科目を決めるだけです。まだ実際の履修科目は決めません。

「大学ではガッツリ勉強したい!」という方は、以下の「大学で履修する授業の選び方①:ガッツリ勉強したい場合」を、

「大学での勉強時間は最小限にしたい!」という方は、その先の「大学で履修する授業の選び方②:勉強量を最低限にしたい場合」をご覧ください。

大学で履修登録する授業の選び方①:ガッツリ勉強したい場合

「大学では思いっきり勉強したい!」という方は、以下の手順で履修したい科目を選んでみてください。

  1. 科目一覧を見て、履修したい科目にチェックを入れる
  2. シラバスを読んだり科目担当者を調べたりして、科目群ごとに履修の優先順位をつける
  3. 優先順位が決まらない場合は、担当教員の書いた文章を読んで、自分に合っている方を選ぶ

科目一覧を見て、履修したい科目にチェックを入れる

大学で思いっきり学びたいと思っている人は、自分が本当に受けたいと思う科目を受けるようにしてください。

周りの人に「その科目単位キツイらしいよ」とか「その科目面白くないよ」とか言われても、気にする必要はありません。

大学には学習指導要領なんてないわけですから、自分の好きなように履修すれば良いのです。思いつくまま気の向くまま、興味のある科目をチェックしていってください。

科目群ごとに履修の優先順位をつける

興味のある科目をチェックできたら、科目群ごとに履修の優先順位をつけましょう。

例えば、「専門科目ⅡB」という科目群の中で「基礎地理学」・「里山保全論」・「地域資源論」に興味があり、

  1. 里山保全論
  2. 基礎地理学
  3. 地域資源論

の順に興味があるなら、チェックの横に優先順位の番号を添えます。

履修したい科目に優先順位をつける

優先順位を決めておくと、後で実際に履修する科目を決めるときに便利です。ぜひ実践してみてください。

優先順位が決まらない場合

とは言っても、シラバスだけでは優先順位が決まらない時もありますよね。

優先順位が決まらない場合は、担当教員の名前をググって情報を集めましょう

一番いいのは、担当教員が書いた文章(研究室のWebサイトや論文)を読んでみることです。

文章を読めば、担当教員のの専門分野がわかるだけでなく、その人の人柄もなんとなくわかります

授業に対する具体的なイメージを膨らませるために、担当教員を詳しく調べてみてくださいね。

大学で履修登録する授業の選び方②:勉強量を最低限にしたい場合

続いて、勉強量を最低限にしたい場合の説明に移ります。

勉強量を最低限にしたい場合は、以下の手順で履修したい科目を選択しましょう。

  1. 情報収集しやすい授業を選ぶ。
  2. 勉強にかかるコストを最小限にしたい場合は出席・レポート重視の科目をとる
  3. 時間的なコストを最小限にしたい場合はテスト重視の科目をとる
  4. 楽そうな情報が多い順に優先順位をつける

情報収集しやすい授業を選ぶ

大学での勉強量を少なくしたいなら、可能な限り友人・知人がたくさんいる授業を選びましょう。

チームを組んで履修すれば、そのチームの誰か1人が授業に出るだけで他の全員がその授業の情報を入手できます。出席するメンバーを代わりばんこにすれば、1人あたりの負担は減りますよね。

「でも私、ぼっちだし……」という方は、大教室で行われる授業を選択しましょう

大教室で行われる授業は、必修授業か人気授業です。人気のある授業は、大抵の場合課題が少ないor楽なので、勉強量を最低限にしたい人にはうってつけです。

それに、周囲の人の数が多いので、授業に関する情報がいやでも耳に入ってきます。「今日小テストだっけ?」とか、「中間レポート明日までらしいよ」とか。

ぼっちでも、周囲に聞き耳を立てていれば十分に授業の情報を入手できます。卑屈にならず、自分に合った生存戦略を立てましょう。

勉強量を最小限にしたい場合は出席・レポート重視

勉強量を最低限にする、と言ってもその方法は様々です。

大学の授業には出てもいいけど、自宅で勉強するのは嫌だという人もいれば、その逆もいるでしょう。

あなたがもし、大学の授業には出てもいいけど自分で勉強するのは嫌だという人なのであれば、出席・レポート重視の授業をオススメします

一番楽なのは出席だけで半分以上の評点をくれる出席重視タイプの授業です。

このタイプの授業は、ぶっちゃけ座っていれば単位が来るので、勉強したくない皆さんには最高の授業です。

出席重視ほどではありませんが、レポート重視型授業もなかなか楽な授業になっています。授業中にレポートを書いていれば、自宅で勉強しなくても単位がもらえますからね。

大学に通いたくない場合はテスト重視

自宅で勉強したくない人がいる一方で、できるだけ大学に通いたくない、という人もいるでしょう。

そんな人には、テスト重視型の科目をオススメします。

例えばテストが80%を占める授業なら、1回も出席しなくてもテストさえ得点できれば単位がもらえます。

テスト対策の情報(過去問など)をもらいやすい授業を選択すれば、時間的コストを最小限に押さえて単位がもらえますね

バイトやサークルで忙しい人は、テスト重視型授業をうまく活用して、効率よく単位をゲットしましょう!

楽そうな情報が多い順に優先順位をつける

履修したい科目が決まったら、科目群ごとに履修の優先順位をつけていきます。

勉強ガチ勢なら普通に興味のある順に優先順位をつければ良いのですが、勉強量を最低限にしたいならそうはいきません。

最重要なのは楽であることなので、優先順位は楽そうな情報が多い順にしましょう

大学の授業の情報は大抵がクチコミですから、どうしても人によって印象が分かれます。

クチコミの数が少ないと偏った情報だけで判断することになってしまうので、なるべく情報が多い科目を優先的に履修しましょう。

大学の履修登録の方法:空きコマの利用法と登録取り消しについて

ここまでは、勉強ガチ勢と勉強したくない勢に分けて、履修したい科目の選択方法を解説してきました。

履修したい科目が決まったら、予め科目群ごとに決めておいた履修コマ数優先順位に従って実際に履修する科目を決めていきます

例えば「専門科目ⅡB」を3コマ、「人間科学教養科目」を4コマ履修するなら、それぞれの優先順位1位から順に登録していきます

しかし、大学の授業は登録して終わりではありません。むしろ登録完了から全てが始まるのです。授業を受けたり、テストを受けたり、レポートを書いたり……。

授業・テスト・レポートについては以下の記事で解説しているので、ここでは授業の履修のテクニックとして、空きコマの利用法と登録取り消しについて簡単に紹介しておきます。

空きコマが1つある場合

優先順位に沿って科目登録すると、おそらくどこかに「空きコマ」が生まれます。

空きコマとは、履修する科目同士が連続していない状態を指す言葉です。例えば、2限と4限に科目が登録されているなら3限が空きコマになります。

空きコマが1つある場合は、簡単に軽食を取ったり休憩したりするのをオススメします。

余裕があれば授業の予復習をしても良いですが、勉強に集中しすぎると次の授業に差し支えるので、思いきってリラックスしてみてくださいね。

空きコマが2連続以上ある場合

空きコマが1コマしかなければゆる〜〜っとしているだけで時間が経過するのですが、2コマ以上連続で空きコマになっている場合は流石にすぎますよね

2コマ以上連続で空きコマになっているときは、一度キャンパスの外に出てみるのをオススメします。

私は2019年秋学期の月曜日が、3・4限連続で空きコマだったのですが、そのときはキャンパスの横にあるジムへ行って運動し、シャワーを浴びて5限目に突入していました

意識高い系のビジネスマンみたいなことをしていますが、軽く運動してシャワーを浴びると頭がリフレッシュされるのでオススメですよ、ジム

騙されたと思って、一度近くのジムを探してみてはいかがでしょうか?

履修の登録取り消しもアリ

大学の履修登録の裏技として、「登録取り消し」があります。

登録取り消しとは、初回の授業を履修したあとに科目の履修を取り消せる制度のことです。

どれだけ情報収集して履修登録したとしても、履修した後に「これはダメだな」と思う場合は多々あります。

「ダメだな」と思った科目を履修しているとモチベーションが下がるので、そんな科目はさっさと取り消しましょう

取り消せる期間は基本的に初回授業が終わった直後の数日間なので、忘れないようにしてくださいね。

おわりに:履修登録を工夫して、大学生活を楽しもう!

いかがでしたか?

この記事では、大学の履修登録について、

  • 履修する科目の説明
  • 履修するコマ数の選択
  • 履修したい科目の選択
  • 履修する際のテクニック

を紹介してきました。

  1. 科目群ごとに履修するコマ数を決める
  2. 履修したい科目を選び、科目群ごとに優先順位をつける
  3. 履修が決まったら、時間を有効に使う。登録取り消しも考える

という順番を意識して、自分にとって最適な履修計画を立ててくださいね。

それでは!!

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