はじめに:大学を飛び級すると就活はどうなるの?

みなさんこんにちは。ライターのらりるれろです。

以下の記事でも書いた通り、私は早稲田大学人間科学部を飛び級し、とある企業に21卒として内定をいただいております。

ここで、「飛び級する場合、就活はどうなるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

普通就活といえば大学3年の6月頃から始めるものだと言われていますが、飛び級した場合は大学生活が3年しかありません。この場合、いつから就活を始めればいいのでしょうか?また、普通とは違うスケジュールで、どのように就活すればいいのでしょうか?

そこでこの記事では、私の実体験を振り返りながら、「飛び級すると就活はどうなるのか」というみなさんの疑問に答えたいと思います!

早稲田大学を飛び級して就活してみた。

飛び級就活①:スカウトサイトへの応募

2020年2月17日、僕は突然気づいてしまった。

僕はこれまで漫然と大学院進学を考えていたけれど、よく考えたら別に哲学研究して何か発見したいわけじゃねーわ!と気づいてしまったのである。

そういう態度だと研究のモチベも続かないし、研究者としてやっていけるとも思えない。

哲学って、ものの考え方を考える学問だから、哲学は日常に生かされないとあまり意味がない(世界に対する捉え方を定式化したとしても、その式が使われない限りは空論に終わるし、使われてみて初めてその式の有用性が発揮される)。

だったら、実社会で働いて、その中で哲学を活用する方が有意義だし、多分楽しい。

よし、就職しよう。

とは言え時は2月。だいぶ遅い。というか自分が何したいかなんてわかるわけないだろう。

自分で決められないなら、適当に網を張って捕まった会社の人に適性を判定してもらおう。

というわけで、その日のうちにirootsとOfferbox(それぞれ、就活スカウトサイト)に登録した。このサイトでスカウトされた企業の傾向から、自分の適性を見極めようという算段だ。

経歴の欄に、飛び級とか研究とか成績とか書いて、自己PRの欄に自分の興味のあることを書いた。それはもう華々しく、自分の価値がわかるように丁寧に。

飛び級就活②:企業からスカウトが来る

irootsとOfferboxに経歴を登録してから、約1週間が経った。

幸運にも15社くらい網にかかった。うち考慮に値しない(明らかにスパム)ものを除いて、12社くらい。

全て、「出版」・「Webビジネス」・「コンサル」のいずれかに当てはまっていた。

なるほどね、この3つが会社側から見た適性ってわけだ。

まあせっかくのオファーを蹴るのも勿体無いし、受かるかどうか知らんけど受けてみるか。

もちろん、受けるからにはしっかり対策したい。

自分のパーソナリティに関することはスカウトサイトに書いたことを言えばいいが、それ以外の問題について聞かれた場合の対策を考えねばならない。

一番困るのが、就活の軸ってやつ。軸ね。なるほど。

僕のパーソナリティから「出版」・「Webビジネス」・「コンサル」の3つの適性が導かれたわけなんだから、その理由を考えればいいかな。

「私は〜〜な性格なので、〜〜という仕事をしたいと思いました」っていうテンプレに当てはめればいいよね。よし。

沈思黙考。職業適性として「出版」・「Webビジネス」・「コンサル」が導かれるような性格とは何か。

  • 出版→本が好き
  • Webビジネス→Webに興味がある
  • コンサル→人と論理的に話して問題解決するのが好き

うむ。概ねこんな感じか。でもまだ3つがバラバラだ。僕の性格の3つの特徴を繋げるような、根本的な特性はあるか……?

なるほど、「他人と論理的に関わりたい」か。感情ではなく意味作用(理性)の次元で、他人と深く関わりたい。これを自分の根本的な特性として位置付けたら、

  • (他人に情報を論理的に発信する伝統的な手段として)本が好き
  • (他人に情報を論理的に発信する新たな手段として)Webに興味がある
  • (他人と論理的に関わりたいから)一緒にロジカルに問題解決するのが好き

ってまとめられる。うんいいじゃん。ついでに、なんで僕が「他人と論理的に関わりたい」と思ってるか言えればさらにGOODだね。

うーん、そうだな。高校のときに感情的に怒ってくる先生がいて「意味わかんねぇ〜〜」って思って、「自分はなるべくロジカルに他人と関われるようにしよう。感情に振り回されないようにしよう」と決意した、ってことにしとくか。

おお、就活の軸からパーソナリティまでがつながった。やるじゃん僕。

飛び級就活③:面談

12社の中から面白そうなのを7つほど選んで、オンライン面談に臨む。

失礼がないように(それなりに)気を遣いつつ、聞きたいことを聞いて、喋りたいことを喋る

この時点で、ある程度合う・合わないはわかる。価値観のズレは、何回か言葉を交わせば自ずとわかってくる。

面談した結果、明確に「合わないな」と思った企業を外して、5社が残った。

飛び級就活④:適性検査

適性検査

恥ずかしながら、僕がこの存在を知ったのは、最初に受けた企業の面談のときだった。

なるほど要するにテストか。よっしゃバッチコーイ。

ぶっつけ本番で受けた最初の適性検査。

見事に落ちた。ここで残り4社になる。

ああ、これ一応勉強が必要なやつなのね。仕方ない。一応調べてから受けるようにするか……。

1週間くらい対策をした。結果、残りは全て通った。よく通ったものだと思う。なんで通ったのか未だにわからん。

飛び級就活⑤:通常面接

適性検査を通過したら、お次は通常面接。だいたい1回〜2回。この後に最終面接(社長面接)がある。

飛び級の効果が就活で初めて直接的に働いたのが、この通常面接だった。

どの面接官も異口同音に、「3年卒業ってなんですか?」と訪ねてくる。僕、答える。面接官、驚く。話が弾む。いいことずくめ。

飛び級就活、時間ないしめんどくせ〜〜って思っていたけど、ここで初めて「飛び級してよかったな」って思った。

もちろん志望動機も、予め考えておいた就活の軸を中心に据えて論理的に話した。

成績優秀で明朗快活な青年、という印象を与えられたのかもしれない。4社とも面接を通過した。

飛び級就活⑥:最終面接

高校の時、先生が「大学受験が終わったら、次に緊張するのは就活の最終面接や」って言っていたが、確かに間違いない。最終面接は緊張する。

受かれば内定、落ちればそこまで。

これほど単純で、これほど重いことはない。

改めて企業分析と就活の軸・志望動機を固めてから、最終面接に臨んだ。

人生で最初の最終面接は30分間だった。相手は急成長を続けるコンサル企業の社長。

ひと目見てわかった。この人はできる人だ。本気でやらないと切られる。ありったけをぶつけなければ。

重い雰囲気の中、ありきたりなやりとりを何度か繰り返した後、社長は僕に「最終的に企業に入るかどうか決めるポイントって決めてる?」と聞いてきた。最終面接らしい質問だ。

この質問に、僕は即答した。「はい、直感です!」

刹那、社長高笑い。

「はっはっは!!そうよなぁ、そうよなぁ。社会に出て働いたことないのに、志望動機もクソもねぇよなぁ。最後は直感よなぁ。わかるわ〜、間違いない」

ここで僕は「あ、この会社好きやわ」となった。そして、「この面接いけたわ」と「直感」した。

その後何を話したかは覚えていない。けれど、いい雰囲気だったのは覚えている。ただひたすらに、楽しかった。

飛び級就活⑦:内定

最初の内定は、「直感です!」の最終面接が終わったその日(確か、4月10日)に来た。面接が終わって2時間後くらいだったと思う。

そりゃもう嬉しかった。LINEで近しい人に内定を報告した。とにかくこれで、社会人になれる。それが嬉しかった。

飛び級して院進しようとしてたのに、急に2月に就活を始めてから約1ヶ月半。就活してよかったと、心から思った。

この後2社(どちらもコンサル)から内定をもらったが、結局蹴ってしまった。僕の「直感」が選んだのは、「直感」が受け入れられた企業だったというわけだ。

おわりに:大学を飛び級しても就活は問題なくできる!

いかがでしたか?

この記事では、私の実体験に基づいて、大学を飛び級した場合の就活の実態を解説しました。

私の体験談からわかる通り、飛び級したからといって、就活の実態がガラッと変わることはありません。基本的な構造は普通の就活と同じです。

もちろん、飛び級しているという事実によって評価が上がることはあります。しかし一番重要なことは単純な能力の高さではなく、その企業に合っているかどうかなので、志望動機や就活の軸をしっかり考えておくことが大切です。

要するに、普通の人が長い時間かけて行う自己分析を短時間でやれれば、あとは普通の就活生と同じように振る舞えばいいのです。

論理的にわかりやすく、自分の特徴を説明して、自分がその企業と相性がいいことを伝えられるように工夫しましょう

それでは!!

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