はじめに:アリストテレスの思想について、わかりやすく解説!

アリストテレスは、大学の哲学の講義でも頻繁に紹介される、哲学史上の超重要な人物です。

しかし彼の思想の全体像を掴むのは容易ではありません。

この記事を読んでくれている人の中にも、「哲学の講義でアリストテレスについてレポートを書きたいが、いきなり本を読むのは面倒くさい…」と感じている人が多くいることでしょう。

そんな人たちのために、今回はアリストテレスの思想について網羅的に・わかりやすくまとめてみました!

アリストテレスについてレポートを書きたいとき、哲学の試験対策をするとき、はたまた単純にアリストテレスに興味が湧いたときに、ぜひ読んでみてくださいね〜。

アリストテレスとは?

アリストテレスの思想紹介に入る前に、アリストテレス自身の生涯について簡単に触れておきましょう。

アリストテレスは、紀元前382年、ギリシア北部の町・スタギロスに生まれました。

青年期(18歳前後)に、彼はギリシアの都市アテナイにあった学園「アカデメイア」へ進学し、『ソクラテスの弁明』などを著した大哲学者プラトンに出会います。

プラトンに学問の才覚を認められたアリストテレスは、プラトンが亡くなるまでアカデメイアの構成員として働いていました。

その後彼はマケドニアのアレクサンドロス大王の教育役を勤めた後、アテナイの街に戻って自分の手で学園「リュケイオン」を創設します。

しかし、アレクサンドロス大王死後の混乱の中で、アリストテレスは再びアテナイを去ることになってしまい、その後まもなく亡くなったと伝えられています(ロード、2017、68頁参照)。

彼は500件以上の著作を残したと言われていますが、現存するのはその中のごくわずかです。

文庫で読める代表的な著作として、『形而上学』・『ニコマコス倫理学』・『政治学』・『詩学』などがあり、『アリストテレス全集』にはもっと多くの論文が掲載されています。

興味があるものがあれば、ぜひ手にとってみてくださいね。

アリストテレスが影響を受けた思想:プラトン

アリストテレスがプラトンの元で哲学を学んだという事実がある以上、アリストテレスの思想はプラトンの思想から切り離せません。

それゆえ、アリストテレスの思想は常に「プラトニズムからの距離」(高田、1973、322頁)によって捉えられてきました。

そのアリストテレス研究の伝統に則って、この記事でもプラトンとアリストテレスとの思想的関係を考えてみましょう。

プラトンとアリストテレスの思想の共通点は、「事物の普遍的な性質を分析している」という点です。

プラトンは、事物の普遍性は天上にある「イデア」であると考えていました。

「イデア」とは、実際の形を持たない理想像(ideal)のようなものだとお考えください。

私たちは「三角形を描いてください」と言われれば、紙の上に簡単に描くことができます。

しかし私たちが実際に描いた三角形は、厳密には「三角形」ではありません。厳密な三角形の辺は「幅を持たない線」ですが、実際に描いた三角形の辺には絶対に幅が生じてしまうからです。

それでも私たちは、テストの問題用紙や画面上に現れた三角形を「三角形」として認識できます。

この認識は、私たちの魂(プシュケー)が「厳密な意味での三角形」という理想像=イデアを予め知っていて、現実に三角形が現れたときにそのイデアを「思い出す(想起する)」ことで成立しているのだ——と、プラトンは考えていたのです。

プラトンのイデア論については、後述するアリストテレスの四原因説における「形相因・始動因・目的因」でも触れますので、今は「ふぅん、そんなもんか」と思っておいてくださいね。

アリストテレス自身の思想

さてここからは、いよいよアリストテレス自身の思想の話に入っていきます。

ここからの議論は基本的に『アリストテレス』(今道友信、2004年、講談社)を参考にして展開しますので、興味があればこの本もぜひ読んでみてください。

アリストテレス自身の思想の概略

アリストテレスは、学問に体系的な順序をつけており、

  1. 論理学
  2. 自然学
  3. 形而上学
  4. 倫理学
  5. 政治学
  6. 詩学

という順番で学問を学ぶのが良いと考えていました。

この6つの分類は学問のジャンルによる分類ですが、アリストテレスは更に学問の特質による分類も提起していました。それが以下の3つの分類です。

  1. 理論学
  2. 実践学
  3. 制作学

アリストテレスは人間の行為を「思い、見ること(テオーリア)」・「行うこと」・「作ること」の3つに分類し、この分類にしたがって学問を特性ごとに分類してみせたわけです。

さてさてそれでは、ここで紹介した分類を踏まえつつ、それぞれのジャンルの学問についてのアリストテレスの見解を紹介していきましょう!

アリストテレス自身の思想①:論理学

「道具」としての論理学

アリストテレスは、世の中の学問を

  1. 理論学
  2. 実践学
  3. 制作学

に分けたのですが、アリストテレス思想の根幹をなす論理学はこの3つのどれにも当てはまる特殊な学問として定義されています。

学問がとるべき手続きを「理論的に」考察する学問としての論理学は「理論学」ですが、「実際に」思考をするためのノウハウに関する学問としての論理学は「実践学」です。さらに、言語を介して論理的に知的体系を「作る」学問としての論理学は「制作学」ということになります。

では、このような複雑な性質を持つ論理学の特徴は、いかにして記述されるべきなのでしょうか?

アリストテレス研究の大家である今道友信氏は、「最も穏当な考えは、論理学を……学以前の準備機関すなわち道具(オルガノン)となす」考えであると述べています。実際、このような「穏当な考え」が最も受容されているようなので、この記事でもその考えを採択します。

アリストテレスにおいて論理学とは「学問のための道具である」。まずはこれだけ覚えておきましょう。

論理学における範疇論

さて、この「道具」としての論理学の最も大きな論点として、「範疇(カテゴリー)論」があります。

私たちは「分離」に近い意味として「カテゴリー」という言葉を使っていますが、アリストテレスにおけるカテゴリーは「存在の形態」というより厳密な意味を持っています。

アリストテレスは、存在の形態には以下の10種類があると考え、これを「十の範疇」と呼びました。

  1. 実体(何であるか)
  2. 量(どの程度の量であるか)
  3. 質(どの程度の質であるか)
  4. 関係(〜に対してどうであるか)
  5. 場所(どこにあるか)
  6. 時間(いつあるのか)
  7. 状態(どうであるのか)
  8. 持前(何を備えているのか)
  9. 能動(すること)
  10. 受動(されること)

何やら難しそうに見えますが、私たちは日常的に「十の範疇」を使いながら生活しています。

例えば、「私は明日彼とカフェでランチを取る」という場合、④の「関係」(彼と)・⑥の「時間」(明日)・⑤の「場所」(カフェで)・⑨の「能動」(ランチを取る)の範疇が、「私」の存在の形態を表すのに用いられています。

範疇とは、要するに「この10種類を使えば最低限世の中を記述できる」基本概念のことであるというわけですね。

論理学における三段論法

「範疇」と並んで重要なアリストテレスの概念として、「三段論法」があります。

聞いたことがある人も多いとは思いますが、今一度整理しておきましょう。

「AならばBが真であり、かつAが真であるとする。この条件が成り立つならば、Bが真である」

というのが三段論法の基本的な図式です。有名な例として、以下の命題がありますね。

「人間ならば死ぬ。ソクラテスは人間である。ゆえにソクラテスは死ぬ。」

三段論法や範疇論といったアリストテレスの論理学は、実に約2000年もの間継承されてきました。当たり前のことと思わず、改めてその本質を考え直してみましょう。

アリストテレス自身の思想②:自然学

アリストテレス自然学(自然科学の原型のような学問)の重要なテーゼとして、「四原因説」「現実態・可能態」があります。

それぞれ非常に重要な思想なので、順を追って見ていきましょう。

自然学における四原因説

「四原因」とは、物事の運動を構成する「質料因」・「始動因」・「目的因」・「形相因」のことです。

概念だけ説明してもイメージが湧かないと思うので、具体例を挙げながら説明します。

あなたは今、樹から机を作ろうとしています。机を作るためには、こんな感じで↓まず樹を用意する必要がありますよね。

このとき、「樹」は机の素材として機能しています。「素材」とは「質料」のことを指しており(「質料」の方が古い表現です)、机にとって樹は「質料としての原因」になるので、樹は「質料因」なるのです。

さて、私たちは魔法使いではありませんから、樹からいきなり机は作れません。机を作るためには、「机」という像=「イデア」(プラトンの用語で、現実存在に対応して存在する概念的存在。例:現実の三角形⇔概念としての「三角形」)が必要になります。

この「イデア」としての机という像を指して、アリストテレスは「形相」と呼びます。この「形相」も机を作るために不可欠な要因となるので、「形相因」という名前が付けられているのです。

素材と「机」という像が揃えば、いよいよ実際に机を作る作業に入ることができます。

作業の工程で最低限必要なのは、「現状把握」「目標」です。「今、樹がこのような形をしている」という現状把握と、「樹をこのような形にしたい」という目標があって、初めて樹から机を作ることができます。

このうち、現状把握することを「起動因(作動因)」といい、目標を立てることを「目的因」といいます。机を作るために現状の作業の状態を分析して作業を「起動」させ、机を作るという「目的」に向かって作業を進めるというわけですね。

ここまでが「四原因説」の説明になります。長くなって申し訳ありませんが、続いて「現実態と可能態」の解説に入りましょう。

自然学における可能態・現実態

世の中のあらゆる事物は変化し続けていますが、ランダムに変化しているわけではありません。カフカの小説じゃないんですから、人間が突然虫になったりはしません。

アオムシがやがてアゲハチョウになるように、事物は自らの中に変化する可能性を有しており、その変化の可能性の中の一つがやがて現実となるのです。

アリストテレスは、この「可能性→現実」というプロセスの中で、「変化する可能性を孕んでいるが、まだその可能性が現実になっていない状態」を「可能態」、「変化する可能性が現実になった状態」を「現実態」と呼びました。

アオムシとアゲハチョウで言えば、「アゲハチョウになる可能性を孕んだアオムシ」は「可能態」で、「アゲハチョウになった状態」は「現実態」になります。

 

四原因・可能態・現実態。どれも世界の事物のあり方を記述する上で重要な概念なので、ぜひ覚えてくださいね。

アリストテレス自身の思想③:形而上学

次に、アリストテレスの形而上学に進みましょう。

アリストテレスの形而上学の中で最も重要な議論は(諸説ありますが)、存在論です。アリストテレスはこの世界の「存在」について明確に体系化された議論を展開していますので、一つずつ見ていくことにしましょう。

アリストテレスは、まず存在を「実体」と「付帯的存在」に分類しました。「実体」とは必然的な存在のことで、「付帯的存在」は偶然的な存在のことを指しています。

「必然的な存在」とは、語義そのままで「あるべくしてある存在」という意味なのですが、「偶然的な存在」というのはイマイチよくわからないですよね。

この「偶然的な存在」は、簡単に言うと「あるように見えるが、なぜそこにあるのかという理由を明確にできないような存在」のことだと思ってください。幽霊なんかがこの「偶然的な存在=付帯的存在」に相当しますね。

アリストテレスは、この「付帯的存在」を真の存在ではないとして(存在する明確な理由を欠いているからです)分析の対象から退け、存在の本質は「実体」にこそあると考えていました。あるべくしてあるものだけが、真の存在なのだとアリストテレスは考えたわけですね。

さて、「存在」から「付帯的存在」を除去して残った「実体」も、「第一実体(個物=基体)」「第二実体(形相)」の2つに分類されます。

「第二実体(形相)」は「自然学」でも触れた通り、事物の本質をなすイデア的な存在のことで、「第一実体(個物=基体)」は、形相と対をなす「素材(質料)」に相当します。有り体に言えば形相と質料は、現実と理想の対比で考えられるのです。

形相は「普遍者」・「類」・「本質」に分けられ、「普遍者」はさらに10の「範疇」に分類されます。

形相とは実体のイデア的なあり方を示すものなのですが、形相が「どのようであるか」という問題に答えるためには、「普遍者」・「類」・「本質」・「範疇」という概念が必要になるというわけです。

以上をまとめると、このようになります↓。

 

これ以上は過度に専門的な議論になるので説明しませんが、興味がある方はこの記事の最後に掲載した参考文献リストを適宜参照してくださいね。

アリストテレス自身の思想④:倫理学

理性的動物・言語を使用する動物として規定された人間は、他の動物とは違って、あらゆる技術や研究を駆使して主体的に独自の行為を実践してきました。

アリストテレスは、これらの凡ゆる行為・実践・技術・研究も、何らかの「善」を究極的な目的として定めていると指摘し、「善」の頂点には「幸福」という「最高善」があると考えました。

行為の目的は善であり、幸福は至高の善であるので、人間の凡ゆる行為の究極目的は幸福であるというわけです。常識的にも納得しやすい話ですよね。

では、行為の究極的な目的である幸福は、どうすれば達成されるのでしょうか__アリストテレスの解答は、「徳によって生じる活動を習慣とする」ことでした。

「徳」とは、人間にとって最善なあり方のことで、「賢慮」・「勇気」・「節制」・「正義」などが代表例として指摘されています。

「徳」を目指す上で重要なことは、物事の「中庸」を選択することであるとアリストテレスは指摘します。例えば、「倹約になりすぎるのではなく、散財しすぎるのでもなく、節制しなさい」というわけです。

人間としてバランスのとれた行動を実践し続ける。さすればやがて「幸福」という最高善へ至れるだろう__アリストテレス倫理学の命題は、このように要約されます。

アリストテレス自身の思想⑤:政治学

ここまでが個人レベルの倫理の話になるわけですが、アリストテレスはここで話を終わらせませんでした。個人のレベルの話が終わったら、次は社会・国家のレベルの倫理=政治を語るべきだとアリストテレスは考えていたのです。

というわけで倫理学の問題は政治学の問題へと引き継がれていくのですが、アリストテレスの政治学の基本的な主張は以下のようにまとめられます。

「ポリス(都市国家)は、お互いに人物像を理解しあえる程度の成員で構成され、平和と自由と徳を重じて維持されるべきである」

要するに、個人レベルの倫理学における幸福の追求が、国家単位になっても実行できるような仕組み作りが必要であるとアリストテレスは考えていたわけです。

お互いがお互いの幸福の追求を妨げることがないように、人員をある程度の数に抑え国家の道徳性を保つことが、アリストテレス政治学の基本的な主張になります。

人口が増えすぎた今の世界ではなかなか援用できない思想かもしれませんが、個人レベルの倫理を国家レベルの政治へと延長させる発想は、現在の法哲学にも継承されていると言って良いでしょう。

アリストテレス自身の思想⑥:詩学

最後にアリストテレスが語るのは詩学です。詩学と言っても詩だけに限定しているわけではなく、その議論は芸術全般に及んでいます。当時のギリシア社会で、代表的な芸術は詩だったため、芸術論が「詩学」と呼ばれているわけです。

アリストテレスは、この芸術=詩とは「対象の模倣的再現(ミーメーシス)」であると主張しました。

プラトンが、現実とは天上界のイデアの「模倣」であると考えていたことを踏まえると、芸術は「模倣の模倣」になるわけです。ですから、芸術にばかり触れているとイデア(理想)から遠ざかるという批判もありました。

しかしアリストテレスはそこまで極端に否定的な立場をとっていたわけではなく、適切に活用すれば良質な教育的効果があると考えていたようです。ここらへんの考え方は時代を隔てても共通しているようですね(?)

アリストテレスが影響を与えた思想

論理学、自然学、形而上学、倫理学、政治学、詩学と幅広いジャンルで多数の著作を遺したアリストテレスは、死後も絶大な影響を与え続けています。

ここでは、アリストテレスが与えた思想的影響を、近世・近代・現代と時代ごとに見ておくことにしましょう。

アリストテレスが影響を与えた思想①:近世哲学(デカルト)

近世の哲学はデカルトの「我思う、ゆえに我あり」に始まったと言われています。

中世の神学に中心を置く思想から、人間の理性を中心に据える思想への転換の中でデカルトが論敵として強く意識していたのがアリストテレス哲学でした。

アリストテレスの詳細で厳密な論理学、存在論、倫理学、自然学をいかにして乗り越えるか__この意識が、デカルトのコギトを産んだと言っても過言ではないでしょう。

アリストテレスが影響を与えた思想②:近代芸術(ニーチェ)

19世紀末を代表する近代思想家・ニーチェとアリストテレスとの間には、実は深いつながりがあります。

ニーチェの思想の根源にはギリシア芸術(特に悲劇)があり、アリストテレスの詩学の分析の対象も同じくギリシア芸術だったのです。

したがって、ニーチェのギリシア芸術分析はアリストテレスの芸術論からの影響を受けており、「超人」や「永劫回帰」などのニーチェの中心思想も、もとを辿ればアリストテレス哲学に根差すものなのです。

アリストテレスが影響を与えた思想③:現代哲学(フッサール)

最後に、現代哲学の主要流派の一つである現象学の生みの親、フッサールとアリストテレスとの関係を見ておきましょう。

フッサールは哲学者として有名ですが、元々は数学の研究者でした。では彼がどこから哲学的な思想を教わっていたかというと、ボルツァーノとブレンターノという二人の師匠がいて、フッサールは彼らの思想を継承して現象学を創始したというわけです。

このボルツァーノとブレンターノは、どちらもアリストテレス学派(スコラ学派)の思想家なので、その弟子であるフッサールも少なからずアリストテレスからの影響を受けていると言えます。

死後2000年以上経ってからも新たな哲学の誕生に寄与するなんて、アリストテレスと哲学の神様はなかなか粋なことをしてくれますねぇ……!

おわりに:アリストテレスの思想のまとめ

いかがでしたか?

この記事では、紀元前の古代ギリシア世界において哲学思想の基礎を完成させたアリストテレスの思想を、前後の思想史的展開と併せて網羅的に解説しました。

最後になったので、この記事で紹介したことをまとめておきましょう。

  • アリストテレスの思想はプラトンから強く影響を受けている(イデア論など)

 

  • 学問をジャンル別に分類すると
    • 論理学
    • 自然学
    • 形而上学
    • 倫理学
    • 政治学
    • 詩学
  • 学問を特性ごとに分類すると
    • 理論学
    • 実践学
    • 制作学

 

  • 論理学:存在の形態は、以下の10の範疇によって記述される
    • 実体(何であるか)
    • 量(どの程度の量であるか)
    • 質(どの程度の質であるか)
    • 関係(〜に対してどうであるか)
    • 場所(どこにあるか)
    • 時間(いつあるのか)
    • 状態(どうであるのか)
    • 持前(何を備えているのか)
    • 能動(すること)
    • 受動(されること)

 

  • 自然学:あらゆる事物は、以下の4つの原因によって運動している。
    • 質料因
    • 形相因
    • 始動因(作動因)
    • 目的因
  • 自然学:あらゆる事物の変化は、可能態から現実態への変化として捉えられる。

 

  • 形而上学:あらゆる存在は、以下のように分類される。

 

  • 倫理学:人間にとって最高善は幸福であり、幸福はのある行動を習慣化することで達成される。

 

  • 政治学:都市国家の人員は互いに人格を分かり合える程度が望ましく、個々人の平和と自由と徳が維持されるようにするべきである。

 

  • 詩学:芸術とは「対象の模倣的再現(ミーメーシス)」である。

 

  • アリストテレスは、近世のデカルト、近代のニーチェ、現代のフッサールなど、時代を超えて思想的影響を与え続けている。

「まとめる」といいながら、まとめだけで500字くらいになってしまいました……

アリストテレスの思想は、まとめようと思ってもまとめ切れないくらい膨大だということです。

もしこの記事を読んでアリストテレスの思想に興味を持ってくれた方がいれば、ぜひ稿末に列挙した文献を読んでみてくださいね!

それでは!!

参考文献とアリストテレスの思想に関するおすすめ哲学書

この記事を書くために利用した参考文献

  • アリストテレス著:高田三郎訳『ニコマコス倫理学』、岩波書店、1973年。
  • 今道友信著『アリストテレス』、講談社、2004年。
  • C ロード著:佐々木 潤訳「アリストテレス : 384-322 B.C.」『政治哲学』 2017, no. 23, p. 68–113.

アリストテレスの思想に関するおすすめ哲学書

入門者向けのアリストテレスの哲学書

  • 今道友信著『アリストテレス』、講談社、2004年。
  • 堀田彰著『アリストテレス 人と思想【新装版】』、清水書院、2018年。
  • 山口義久著『アリストテレス入門』、筑摩書房、2001年。

アリストテレスの原典を読みたい人向けの哲学書

いずれも文庫で入手できます。全集が読みたい人はAmazonで「アリストテレス全集」と検索してみてください。

  • 出隆訳『形而上学』、岩波書店、1959年。
  • 桑子敏雄訳『心とは何か』、講談社、1999年。
  • 高田三郎訳『ニコマコス倫理学』、岩波書店、1973年。
  • 戸塚七郎訳『弁論術』、岩波書店、1992年。
  • 三浦洋訳『詩学』、光文社、2019年。
  • 山本光雄訳『政治学』、岩波書店、1961年。

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